デジタルカレンシーグループという企業がある。
これはグレースケールという仮想通貨で最大の投資信託を販売している親会社である。
数兆円は預かり資産があったと思う。
この投資信託は、ビットコインなど仮想通貨の価格に連動して作られているが、実際の仮想通貨の価格より、50%もディスカウントになっているという。
これは、このデジタルカレンシーグループがスリーアローズキャピタル(3AC)破綻によりジェネシス(デジタルカレンシー子会社)に生じた債務約1,480億円(11億ドル)も肩代わりしており、このようなグループの損失により、グレースケール自体の資産にも懸念が生じていることが影響している。
要は、グレースケールに預けた資産が本当に戻って来るのかと投資家が疑問に感じているという状況である。
このようなファンドや仮想通貨取引所など、ビットコインなど仮想通貨を預けているところに対する懸念はまだまだ払拭されておらず、FTXなどの破綻の火種はまだまだ残っている。
まずは自分の資産を守るために、BTCやイーサリアムなど安心できる仮想通貨に変えて、自分のウォレットに資産を移すのが良いかと思う。
特に海外取引所は注意が必要。
日本の取引所はFTXの例からも、安心はできるのではないかと思うので、日本の取引所(特に大手)に置いておくのも良いかと思う。