JR東日本は2022年3月8日に、駅を"つながるくらのプラットフォーム"へと転換する『Beyond Stations構想』の一環として、オリジナルのメタバース(仮想空間)である『バーチャルアキバワールド(Virtual AKIBA World/VAW)』を2022年3月25日11時にオープンすることを発表した。
以下の動画を見ると、そのイメージはわかりやすい。
リアルとバーチャルな駅を連携させることで、新しい便利なサービスを提供する予定。
NFTも活用するとのこと。
現在、通勤中は、音楽を聴いたり、Youtubeなど動画を見たり、ゲームをしたりと時間を使っているが、そこにこの仮想空間のサービスを提供し、その通勤時間を奪おうとする試みであろう。
通勤時間は暇な時間と言えば暇だし、結構どうでもいいことに時間を使っているのが実態だと思う。仮想空間のコンテンツの内容によっては、通勤時間はこのサービスに時間を費やすことになるかもしれない。
しかもリアルなJR駅のサービスと融合させるのは、強力な差別化されたサービスとなろう。
これまで、日本もLINE、楽天などIT企業を中心にNFTサービスやゲーム会社中心にメタバースサービスが始まっているが、リアルな大手企業が本格的にメタバースに参入することは珍しい。
JRといった大手交通機関が独自にメタバースに参入することで、日本のメタバース市場は成長し、併せてそこで利用されるNFTや仮想通貨など、ブロックチェーン市場の成長していくであろう。
日本のブロックチェーン業界にとっては、なかなかインパクトの大きいサービス発表ではないか。