Adidas Originalsは16日、ブランド初となるNFTコレクション「Into The Metaverse」をリリースすることを発表した。
販売対象は、人気NFTの「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」と「PUNKS comics」、NFTのインフルエンサーgmoney氏とコラボレーションしたNFTで、計29,620枚のNFTを出品し、26億円の売り上げを記録した。
NFTの所有者は、adidas Originalsが提供する体験をはじめ、ブロックチェーンを活用したNFTゲーム「The Sandbox」やその他プラットフォームで使用できるバーチャルウェアラブル(メタバースで利用できる服など)、それと同デザインの実物品も手に入れることができる。
既に11月中に、Adidasブランドの土地がThe Sandbox内に出現しており、Adidasのメタバースへの取り組みの本気度がわかる。
今、メタバース内のアバターに着せる洋服などファッションがブームになりつつある。
アバターが身につけるものが、NFTマーケとプレイスで売買されており、人気を博している。
現実社会では、コロナ禍で外出する機会がなく、ファッションに対する関心が薄れつつあるが、逆にその分、仮想空間の自分のアバターに着せるファッションに関心が増し、消費が起こっている。
また、adidas Originalsのように、仮想空間と同デザインの服も実物で販売すれば、セットで販売ができる。
ファッションブランドにとっても仮想空間に参入しない手はないであろう。
このファッションと同様に仮想空間で人気が出たものが、現実社会でも人気となるといた仮想空間発のブームが今後はいろんな分野で起こってくるであろう。
商売も発想を変えていかなければ、時代に取り残されるといえよう。