三井物産が金(ゴールド)を裏付け資産とした「ジパングコイン(ZPG)」という名称の暗号資産を今月中にも発行する。
ジパングコイン(ZPG)は金の価格に連動するで、ブロックチェーンはプライベートチェーンを利用する。
将来的には、電子マネーのように利用するようにしていくとのこと。
ステーブルコインとは、ある資産に価格を連動するように作られたコインで、ドル連動など色々ある。
今回は金を裏付け資産に連動させているので、このZPGは金の価格に連動する。
こうすることで、大きくわけて2点のメリットがある。
- 仮想通貨市場全体の価格変動の影響を受けないので、値動きが安定する。
- 裏付け資産が金でかつ三井住友銀行の銀行保証が付くので、最悪金が返ってくるので安心感がある。
このようなメリットがあるが、そもそも使い勝手が悪いのではないかと思う。
これは税金の問題である。
ZPGを売却もしくは決済に使った場合は値上がり分が課税対象となる。
雑所得扱いで、最大45%の所得税がかかる。
住民税10%と合わせると55%となる。利益が20万円を超えた場合は確定申告も必要になる。
買い物の決済に使えるとしてうたっているが、そもそも買い物のたびに、こんな税金のことを考えといけないなんて、使い勝手が悪すぎる。
せめて買い物に利用した場合は、消費税も払ってるんだし、所得税や住民税をかけないようにしてほしい。
日本の仮想通貨の場合、この税金の問題が、重くのしかかっており、仮想通貨の利用者も海外ほど広がっていない。
日本政府には、この仮想通貨税金問題を早期に解決するようお願いしたい。