大型のロンドンアップデートが実施され、実際の効果と今後の期待から、イーサリアム価格は1週間で20%と大幅に上昇している(下図)。
同期間のビットコインの上昇は6%なので、ビットコインよりイーサリアムに期待が集まっているのがわかる。
実際の効果というのは、当初、手数料の一部でETHがバーンされるということであったが、実際アップデートしてみると、1日6,157ETH(約19億円)と相当の量がバーンされることがわかった。
このバーンはETHの供給量減少に寄与し、価格の押上圧力となっている。
また、今回のアップデートが、今回の一番の目的であるイーサリアムの手数料の引き下げにつながったかというと、下記図の通り、アップデートの8月5日から手数料の引き下がってきている。
今はイーサリアムのネットワークが混雑しているわけではないので、なんとも言えないが実際混雑した時にどういう手数料の動きになるか注視していった方が良いであろう。
このように見てくると、今回のアップデートは当初の目論見通り上手くいったといえよう。
後は、今後のETH2.0への切り替えが待っている。
これは承認システムをPOW→POSに替えたりと大きなアップデートになる。
これができると電力消費という課題が一気に解決できる。
このように、まだ、イーサリアムブロックチェーンは発展途上ではあるが、世界のブロックチェーンの中心のインフラとして、着々と成長しているように思える。
是非、中長期的な目でETHに投資して、イーサリアムブロックチェーン成長の恩恵を受けてほしい。