新賢明なる投資家 下~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)
- 作者:ベンジャミン・グレアム,ジェイソン・ツバイク
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 単行本
新賢明なる投資家(下)から
伝説的な投資家J・K・クリンゲンスタインによると、
長いキャリアの中で裕福になる方法を聞かれて、ひとこと、
「損をしないこと」と答えたそうだ。
その言葉を端的に表したのが以下の図。
100万円を5%で複利運用した場合、18年目に229万円になる。
一方、10%という高い利回りを目指して、投資をはじめ、初年に50%損を出したとしよう。
その後10%で複利運用できたとしても、最初の50%損を取り戻すのに(ピンク色)、16年以上かかっている。
「損をしないこと」が重要とわかる。
投資は、絶対損をしないということはない。
よって、上記の言葉を自分なりに解釈すると、
「できるだけ損を抑えること」となる。
これを投資の大原則に据えるべきと思う。