先週は下げが続いていたこともあって、下げすぎとの見方から買い戻しが入った。
ただ、上昇気流に乗るまで投資家心理は改善しておらず、様子見で横ばいといったところか。
本日は米国のサマーズ元財務長官のコラムを紹介する。
まだ「失われた10年」の過中
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21673520110613?sp=true
印象に残った言葉としては、「自信・借り入れ・貸し出し・支出の過剰で発生した危機は、自信・借り入れ・貸し出し・支出の回復がない限り、解決できないということだ。」というものがある。
今、まさしく米国は需要不足に陥っている状況だから、財政赤字の削減のような緊縮財政政策をとるべきではないといっている。
まさしくそのとおりだと思う。
ただ、米国をはじめ先進国は緊縮財政政策の方向に向かっている。誤った政策を続ける限り、本格的な景気回復はないであろう。
サマーズのコラムは米国に対する警告といえよう。