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■ トピック
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・昨日、米国がドル安を望む理由は、ドル安にすることで、
貿易収支の赤字を削減することだと書きました。
・理由はこれだけではありません。
・本当の狙いは、ドル安により海外(日本や中国等)からの
借金を削減することなのです。
・海外からの借金は、対外負債と呼び、2007年末では、約20兆
ドルありました。
・そのほとんどが、ドル建ての負債です。海外からの借金ですが、
ドルで返せばよいということです。
・ここで、話を簡略化するために、20兆ドルすべて日本から
の借金とします。
・1ドル=100円で借金をしたとすると、日本円で2,000兆円
(20兆ドル×100円)になります。
・ここで、円高ドル安に誘導し、1ドル=85円になったとします。
・20兆ドルの借金は、日本円に換算すると、1,700兆円
(20兆ドル×85円)になります。
・ドルを1ドル100円から1ドル85円に15%安くすると、借金も
2,000兆円から1,700兆円に15%減少しました。
・300兆円の借金削減です。魔法のような話です。
・実際にドルの価値は、2009年3月末から15%ほど下落している
ので、借金は300兆円削減されました。
・この負担は、米国の債権(米国への貸付)を大量に保有して
いる日本、ヨーロッパ諸国にまわされました。
・ひどい話です。本来中国も同様に負担するはずでしたが、
人民元はドルとリンクさせており、ドル安になった場合は
人民元も同様に安く誘導したので、結局2国間では負担は
ないということになります。
・このように借金付けの米国が立ち直るには、ドル安にして、
借金を帳消しにするのが、最も効果的なのです。
・米国がドル安を望む真の狙いはここにあります。
・今回、オバマ大統領が中国を訪問します。一番の要求は
人民元の切り上げです。
・人民元がドルに対して切り上がれば(人民元高)、先ほどの
ように、中国からの借金を削減できるのです。
・さあ、中国はどう答えを出すのでしょうか。注目されます。
・最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
※今回は米国の対外負債だけの話をしましたが、米国は逆に
対外資産を持っています。対外資産より対外負債の方が大きい
ので、対外純債務国になります。(日本は対外純債権国です)
対外資産の話もすると、複雑になるので、対外負債だけを
取り上げて書きました。
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