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■ 前日の市況
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＜株式：安↓＞
ＮＹダウ 9,280.67（-29.93)
日経平均 10,280.46（-249.60)
香港ハンセン 19,522.00（-350.30）
ドイツDAX指数 5,319.84（-7.45）
日経225先物（シカゴ） 10,235（-55）5:14時点
＜債券：価格高↑金利低↓＞
米国10年債 3.30% （-0.07%）
日本10年債 1.32% （-0.02%)
独10年債 3.23% （-0.01%）
＜為替：ドル相場対円↓、対ユーロ↓＞
ドル−円 92.13 （-0.77)
ユーロ−円 131.41 (-0.64）
ユーロ−ドル 1.4263 (+0.048）
豪ドル−円 76.85（+0.15)
＜商品：高↑＞
CRB商品指数 249.63（+0.65）
NYMEX原油先物 68.14（-0.08）
NYMEX金先物 978.8（+26.4）
■ ショートコメント
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（アジア市場）
・中国株式市場は大幅上昇。政府が財政政策の引き締めを行わないとの見通しから金融株が相場を牽引した。
・香港株式市場は下落。金融セクターへの懸念から英銀ＨＳＢＣが大幅下落。中国政府による燃料価格引き上げを受けて航空株も急落し、売りが優勢となった。
（欧州市場）
・欧州株式相場は３日続落。引き続き高値警戒感と金融セクターの健全性をめぐる不透明感から金融株に利食い売りが出て、売りが優勢となった。
（米国市場）
・米国株式市場は小幅下落。８月の民間部門雇用者数は２９万８０００人減少で予想値より増加したことが嫌気されたことや金融セクターの健全性をめぐる不透明感も出てきたことから下落となった。
・全市場で金融セクターへの懸念再燃から、安全資産へのシフトが起こっている。
・9月末も近づいているので、金融機関の不良債権処理問題がクローズアップされるであろう。
・米国では、商業用不動産ローンの不良債権問題から中小金融機関が７月から急速に破綻ペースを速めており、貸し渋りが続いている状況。
・大手米銀は公的資金を返済し、不良債権の根本的処理から逃げようとしている。
・2003年当時の日本のように本気で不良債権を処理するのか、米国政府の強い意志が問われている。
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