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■ 第2回『ASEANの3つの成長の源泉』
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ASEANはとおり成長するために必要な「3つの成長の源泉」を備えている。
1.中国の工場として中国とともに成長が可能
2.人口2億3千万人のインドネシアの消費が急伸する
3.成長に必要な資源と食糧を豊富に持つ
以下に詳細を記述・・・
1.中国の工場として地位を確立
・ASEANは、年間5兆円にものぼる海外投資を受けて、急速に工業が進み、製造業の国際分業拠点としての地位を築いた。
・例えば、タイでは、2007年に124万台(商用車含む)を生産し、「アジアのデトロイト」と言われるほど、自動車産業を発展させている。ASEAN全体では約220万台を生産しており、インドと同等規模に成長している。
・他、インドネシア・タイの2輪車(オードバイ)、マレーシア・ベトナムの電子産業(半導体,PC関連製品および部品等)等外資系メーカーの生産ネットワークとしての重要な地位を確立している。
・特筆すべきは、近年中国向け輸出が伸びてきており、2007年は日本向け前年比6%増、米国向け前年比2%増と微増に留まるなか、中国向けは前年比41%増と急拡大している。金額でも日、米とほぼ同等規模になっている。
・中国との分業を成り立たせ、中国とともに成長していく姿が想像できる。
・ASEANの全人口の4割を占めるインドネシア(約2億3千万人)の2008年のGDP成長率は6.1%、2009年1〜3月4.4%と、世界的な金融危機に見舞われた時期においても成長している。
・インドネシアの1人あたりの総所得(GNI※)は1,420ドルで、中国の2,000ドルには及ばないが、インドの820ドルの1.8倍と消費が活発になる水準である。
※GNIとはGDPとは異なり、インドネシアにいる外国人の使ったお金は含まず、海外にいるインドネシア人の使ったお金は含む。GDPはその逆である。
・1人あたりの総所得(GNI)が1,000ドルを超えてくると、携帯電話、自動車等主要ハイテク商品の普及が順調に伸び出すということだが、インドネシアの携帯電話普及率は約30%、自動車普及率は3%とまだ低いので、この先数年で急激な需要が期待できる。
3.未開発の豊富な資源と世界有数の食料生産基地を持つ
・インドネシア、マレーシア、ミャンマーの石油、天然ガス。インドネシア、ベトナムの石炭。他 パーム油、ゴム、銅、すず等豊富な天然資源を持っており、まだ未開発な部分が多いことから潜在力は高い。
・米、トウモロコシ、サトウキビ、コーヒー等の世界的な生産地であり、特に米はタイ、ベトナムで輸出国の1、2位を占める等肥沃な土地と温暖な気候から豊富な食料を生産できる土壌がある。
・成長に欠かせない資源と食糧をASEAN域内で十分に確保できるのである。
(次号に続く)
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2009/8/10 『 FRBと日銀の判断はいかに? 』
■ 金曜日の市況
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<株式:高↑>
NYダウ 9,370.07(+113.81)
日経平均 10,412.09(+24.00)
香港ハンセン 20,375.37(-502.87)
ドイツDAX指数 5,458.96(+88.98)
<債券:価格安↓金利高↑>
米国10年債 3.85% (+0.1)
日本10年債 1.42% (±0)
独10年債 3.51% (+0.14%)
<為替:ドル相場対円↑、対ユーロ↑>
ドル−円 97.50(+2.09)
ユーロ−円 138.35 (+1.49)
ユーロ−ドル 1.4182 (-0.0173)
豪ドル−円 81.65 (+1.59)
<商品:全面安↓↓>
NY金先物 955.0 (-9.2)
NY原油先物 70.44 (-1.51)
CRB商品指数 264.35(-0.42)
■ ショートコメント
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・先週のNYダウ平均は9,370ドルと約9ヶ月ぶりの高値で取引を終えた。
・最大の注目であった米雇用統計など予想を上回る経済指標の改善が相次ぎ、楽観的なムードが一層強まっている。
・今週は、日銀が10、11日に開催する金融政策決定会合、米連邦準備理事会(FRB)が11、12日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。
・先週、更なる量的緩和に踏み切った英中央銀行の決断を受け、国債の買い入れ増額等量的緩和を追随するか否かが焦点となろう。
・追随するのであれば、未だ金融仲介機能が回復していないということで、市場も冷静さを取り戻すのではないか。
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