CEX(中央集権型取引所)の代表格であった大手FTXが破綻で、その顧客資金の流用が明らかになるにつれ、そもそもCEXに資金を預けていいのかという不安が市場を覆っている。
こんな中、CEXからの資金の引き出し、いわゆる取り付け騒ぎが起こっている。
顧客はその資金をどこにおくかというと、MetamaskなどのWalletに移している。
そして、取引をしたい場合は、MetamaskなどWalletの中でのSWAP機能を利用するか、 DYDX、 GMXなどのDEX(分散型取引所)を利用している。
CEXからの資金の引き出しがあり、取引が減少する中、DEXでの取引が急増しているとのこと。
これまではなんだかんだ言って、CEXが便利であり、CEXの取引が増加していったが、この事件を機会に、DEXへの大きな流れが加速することになろう。
ここにきてDEXのトークンが上昇しているもの、うなづける。
ただ、DEXもリスクがないわけではない。よくフィッシングサイトがあるので、慎重に接続しないとハッキングされるし、利回りが良いからと言ってステーキングすると、突然DEX破綻で資金が戻ってこないということもあり得る。
どちらにしろ注意が必要だ。
最近、Walletから資金をハッキングする詐欺が急増しているので、2つのWalletを利用するなど対策をとった方が良いであろう。