ノーマークのビッグニュースがでた。
トロン関連の以下の銘柄が、ドミニカ国の法定通貨として承認された。
これらの通貨はドミニカ国の決済や税金の支払いに利用することがか可能。
- トロン(TRX)
- ビットトレント(BTT)
- ジャスト(JST)
- APENFT(NFT)
- テザー(USDT:TRC20規格)
- Decentralized USD(USDD)
- True USD(TUSD:TRC20規格)
また、TRONプロトコル上で独自の国家ファントークン「ドミニカコイン(DMC)」の発行を行う計画を明らかにしている。
現在、法定通貨は東カリブ・ドルというドルにペッグした通貨を利用しているが、こことの関係性はよくわからない。
ドミニカ国はカリブ海に位置する島嶼国。
人口は約7万人で、面積は奄美大島と同等の約750平方キロメートルを誇る。
元々は英国の支配下にあり、現在も英連邦(コモンウェルス)の一員。
ドミニカ共和国と勘違いするが、ドミニカ国はドミニカ共和国の北西に位置する別の国家だ。間違いやすいので注意。
これまで国家として仮想通貨を法定通貨に採用したのは、1年くらい前にビットコインを採用したエルサルバドル、同じく4月にビットコインを採用した中央アフリカに続く3例目である。
今回はビットコインではなくアルトコインのトロンであるから、ビットコイン以外では初の事例である。
まあ、小さい国の話ではあるが、ビットコイン以外を採用した意味は大きい。
また、英連邦の一つであるから、イギリスもなんらかしら関わっているのではないか。
今回は、世界経済に影響を与えない小国で、国家をあげた仮想通貨の大きな実験をするということだろうか。
今後の動向に注目していこうと思う。