上の記事で注目の12銘柄のアルトコインの紹介があるが、その中でもうーんいいなと思ったのが、下記事のGraph(GRT)だ。
ブロックチェーンのGoogleという表現がわかりやすかった。
インターネット上の情報を集めて、インデックスを整理しておいて、その情報を探している人に素早く返して上げるのがGoogleがやっていることだが、Graphは、同じようにブロックチェーン上でこれをやろうとしているのかと思う。
各ブロックチェーンの情報は確かにエクスプローラー上ですぐ検索しやすいものと、検索できないものがある。ただ、ブロックチェーン上でサービスを提供している側は、ユーザーにいろんな情報を返してあげないといけない。そのために自分達でブロックチェーンから情報を取り出し蓄積して、わかりやすく整理した上で情報を提供しなければならない。これが大きな負担になっている。
そこで代わりに、Graphがあらゆるブロックチェーンの情報を蓄積して、各サービス提供者にその情報を提供することで、この負担をなくすサポートをしている。
Googleは最初、Yahoo等大手ポータルサイトに検索エンジンを提供して、Yahooのサービス裏で支えていたのに似ている。後にGoogleが表に出て、検索サービス提供者になり、Yahoo等ポータルサイトと競合関係になるのだが、結局Googleが検索サイトの圧倒的シェアを握るようになる。
Graphは、既にUniswap、SynthetixおよびDecentralandなどのDeFiプロダクトや、Web3.0アプリケーションの多くにサービスを提供していて、今後も増えていくことが予想される。
こんなGraphの立ち位置をみると、Googleの成長の軌跡をイメージしてしまう。
必ずそうなるとは限らないが、GraphはブロックチェーンのGoogleに一番近い場所にいるのではないだろうか。