72の法則って知ってますか。
投資して資産が2倍になったとかよく自慢げに言いますが、それだけ聞いてもピンときません。
1日で2倍になったかもしれないし、50年かかったかもしれない。
投資の実績は、年平均利回りと期間でみるとわかりやすいですね。
投資の年平均利回りが4%で、投資期間が18年で資産が2倍になったという感じです。
72の法則を使うと、資産を2倍にする時の年平均利回りと期間が簡単に計算できます。
年平均利回り 9% ×期間8年=72
年平均利回り8%×期間9年=72
年平均利回り6%×期間12年=72
年平均利回り4%×期間18年=72
年平均利回り3%×期間24年=72
年平均利回り2%×期間36年=72
といった感じです。昔日本の金利が高いころ、郵貯の定額貯金に10年預けたら2倍になったという話を聞きますが、72の法則で計算すると、7.2%×10年 ということだから、当時は7.2%の利回りだったということがわかります。
では今はどうでしょう。定期の金利が0.1%とすると、資産が2倍になるには?
そうですね。720年かかります。さすがに生きてませんよね。
こう考えると、利回りというのが非常に重要になってきます。
若い人でも最低3%の利回りは欲しいですね。
ちなみに115の法則というものもあります。72の法則と同様、資産を3倍にするための年平均利回りと期間の組み合わせです。
利回り3%なら、資産を3倍にするには、約38年かかるということです。