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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
21,928.77
(+391.77)
ドイツDAX指数
6,222.41
(-29.80)
NYダウ
10,897.52
(-72.47)
日経平均
11,292.83
(+10.51)
日経225先物(シカゴ)
11,290
(-65.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)
ドル−円
93.33
(-0.43)
ユーロ−円
124.51
(-1.09)
ユーロ−ドル
1.3339
(-0.0057)
●債券
米国10年債
3.86%
(-0.09%)
日本10年債
1.41%
(+0.00%)
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■ 相場コメント
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(アジア)
・米利上げ懸念後退を背景に香港株は上昇。
・一方、中国株は中国国内の政策金利引き
上げ懸念から、不動産株、資源株中心に下
落した。
(欧州)
・ギリシャの財政問題をめぐる懸念が再燃
、また、第4・四半期のユーロ圏域内GDP
改定値が若干下方修正されたことなどを嫌
気して株式相場は下落。
(米国)
・ギリシャの財政懸念をめぐる不透明感が
前日に引き続き材料視され株式相場は下落。
・また、米カンザスシティー地区連銀の
ホーニグ総裁が長期間の低金利維持はバブル
を促すとの見方を示したことを受け、利上げ
に対する警戒感が広がり、利益確定売りを
誘った。
・安全資産の円が買われ、円キャリートレー
ドは手仕舞いの動きが強まっている。
(トピック)
・ガイトナー米財務長官が訪問先のインド
から急きょ中国を訪問。人民元問題で中国
副首相と会談することとなった。
・人民元の大幅な切り上げは認めないもの
の、現在実質ドルに固定している人民元相
場の変動幅に柔軟性を持たせる方向で話合
われるようだ。
・つまり、小幅な人民元の切り利上げは容
認するとのこと。
・これにより短期的には米国や日本の対中
輸出採算が幾分か改善し、対中貿易赤字削
減につながる。
・ただ、日本の場合、日本(部品、素材)
→中国(完成品)→米国他世界市場という
流れの中で輸出を伸ばしているため、中国
の輸出減少により日本の中国向け輸出も減
少する可能性も高い。
・よって、中国向け輸出採算は改善するが
、輸出量も減るので、一概に喜べない状況
である。
・人民元高の世界では、中国の内需(国内
市場)が盛り上がり、今後日本の輸出の流
れが、日本→中国(完成品)→中国市場
と変われるどうかがカギを握るであろう。
・中国の内需主導の経済成長なくして、
日本の経済成長もないのである。
・ちなみに中国に投資をするのであれば、
香港ドル建ての中国株投信を買うより、
元建ての中国株投信を買うことをお薦め
する。
・今後ドル安人民元高になるのだから、
元建てで保有している方が価値は高まる
から当然であろう。
・例えばこういう投信である。
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