NFTといえば、イーサリアムブロックチェーンで発行するものがほとんどだ。
もちろん、Solanaなどもあるが、主流はイーサリアムだ。
現在のイーサリアム中心のこのNFTの市場規模は、2兆円程度と推測されている。
ここに衝撃を与えたのは、2023年1月にリリースされたビットコイン版NFT「Ordinals」 の登場である。
記事によると、このビットコインNFTの市場規模は2025年に約1.3兆円に拡大するとのこと。
現在主流のイーサリアム版NFTの大きな違いは、ビットコイン版NFTは画像データも含めて、ビットコインのブロックチェーンに書き込むところ。
これまでのイーサリアム版NFTの多くは、ブロックチェーンには番号と所有者を書き込み、画像データは別のサーバーとリンクして表示するという仕組みであった。
画像データのサーバーが停止すると、何も画像が表示されないといったことが起こる。
ブロックチェーン上に画像データも含め書き込めば、途中で画像データがなくなる心配もない。
ビットコインNFTは画像付きの証明書の発行、会員権の発行など、プロフィール画像というよりはもっときっちりとした証明などに利用されると思われる。
このような需要もとらえながら、今後もビットコインNFT市場は拡大するのではないか。