クラウドサーカスが、アニメ領域に特化したNFTマーケットプレイス『 fancity 』を10月31日にオープンした。
これはテレビ東京メディアネットとの共同事業展開だ。
記念すべき第一弾として、テレビアニメ「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません(第三期)」の場面写と設定画を組み合わせたNFTの販売を開始した。
販売日時 :2022年10月31日 18:00~
販売数 :360【36種(場面写と設定画の組み合わせ)×各10】
販売価格 :各1,100円(税込)
購入方法 :クレジットカード決済により日本円でご購入いただけます。
仮想通貨やウォレットは不要。PCやスマホから簡単にご利用になれます。
このNFTは、メタマスク等のウォレットで出庫して、OpenSeaなどで売却は可能のようだ。
当然ながら、商用利用はできず、複製、配布、転載、転送、改変など禁止のようだ。
まあ、見て自分で楽しむくらいの価値しかないと思う。
実際に1,100円とかなり安い価格で販売しても販売開始より半日経って売れ残りが多い。
アニメファンにも届いていないのであろう。
何の権利もモテないただの画像を販売して、販売できるNFTの時代は終わった。
NFTにユーティリティを上手くくっ付けないと購入する側もメリットを感じない。
ユーティリティとは特典である。
例えば、商用利用権を一部付与するとか、コミュニティに参加できる(会員権)とか、類似のNFTをミントできるとか、色々なやり方があろう。
何の権利もないガチガチのNFTは需要がないということだ。
今回のNFTもそれに近いから売れないと思う。
発行者はユーザー心理にたってもっと考えて発行すべきと思う。