ドルの独歩高が続いている。
ドルインデックスという指標がある。これはドルの主要通貨に対する強さを相対的に表した指標である。
単純にこのインデックスが上がると、通貨の中でドルが強く、下がると通貨の中でドルが弱いということを表している。
BTCが対ドルで最高値を更新した昨年の11月以降、この指数は急上昇しており、9月27日に高値を付けた。
約1年で20%ほど上昇したことになる。
一方で、ドルの強さと反対に、同時期にBTCの価格は対ドルで60%ほど下落している。
ドルとBTCは全く逆の動きをしており、これを逆相関という。
ただ、ここにきてドルの上昇も一旦ストップしている。
これは先日イギリスが財政拡大懸念から国債の金利が急騰(価格は下落)、ポンドが急落したことに影響を受けているかもしれない。
要するに、財政拡大を続ける米国にも疑問符が出て、国債の金利の上昇(価格下落)に耐えられなくなると考えられるから、ドルが独歩高というわけにはいかなくなったのだろう。
ペーパーマネーのドルが上昇し続けられずに、今後ドルの下落も考えられるのであれば、実物資産に近い、金など商品やBTCなど買われ出すのではないかと考えられる。
ビットコインの下値が固まり、ビットコインの強さが復活する日も近いのではないだろうか。