暗号資産投資ガイド

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TerraUSD(UST)完全崩壊

www.coindeskjapan.com

TerraUSD(UST)が完全に崩壊した。

もともと、アルゴリズム?により1ドルを維持するように設計されていたが、結果的には1週間で1ドルから0.11ドルと約90%下落した。

もう1ドルには戻ってこないであろう。

というのも、Luna Foundation Guard(LFG)というTerraUSD(UST)の価値を守る非営利団体(中央銀行のようなもの)が、16日に声明を発表、USTのドルペッグを維持するために、多額の暗号資産を売却したと述べた。

準備金のビットコインはほぼ完全に無くなり、約8万ビットコインから約300ビットコインになったという。ビットコイン以外の資産も売却され、残りは投資家の補償に使われるようだ。

現在保有しているのは、大部分は、大幅に下落したUSTとテラ(LUNA)で、ほぼ価値は無くなった。

5月7日時点では4,000億円以上あった準備金が、TerraUSD(UST)の価格を維持する過程で使用され、このような状態になってしまった。

 

TerraUSD(UST)はアルゴリズムで価格が維持される仕組みだとか、言っていたが、準備金のオペレーションなどは、Luna Foundation Guard(LFG)という非営利団体に任されており、透明性はまったくなかった。

この崩壊の過程で、恣意的な動きをして、裏で儲けていたとしてもわからない。

 

振り返ってみれば、今回のLUNAとTerraUSD(UST)の急激な盛り上がりとその崩壊は、絵に描いたような詐欺の図式にも見える。

そもそも、アルゴリズムで価格維持をすると言いながら、中央銀行みたいな非営利団体を設けているあたりは、現在の社会の中央集権的な金融の仕組みと同じである。

要するに操作可能ということだ。

今回は自分は被害を被らなかったが、良い教訓になった。

自分の投資しているものについても、再度、点検してみようと思う。