世界の決済を牛耳っているのは、VisaとMastercardの企業である。
世界のクレジットカードはほとんどがこの2社の寡占状態。
この2社が加盟店手数料を引き上げようとしているようだ。
クレジットカードのビジネスモデルは、クレジットカードユーザーではなく、クレジットカードの加盟店から手数料を得ている。
加盟店の規模等にもよるが、その手数料は2〜3%で、小規模加盟店だと5%以上もらっているところもある。
手数料の引き上げは加盟店の経営に直接響いてくる。
とはいえ、クレジットカード決済を準備しなかったら、そもそも、顧客が不便に感じてしまうから、クレジットカード決済を排除することはできない。
しかも寡占状態だから、他に乗り換えることもできない。
Solanaが2月に発表したSolanaPayというサービスがある。SolanaのブロックチェーンとQRコードを利用した決済である。
Solanaブロックチェーンは1秒あたり6万5千件の決済処理が可能である。
一方、VISAは1秒あたり5万6千件の決済でなので、スピードは変わらない。
加盟店側の手数料もほとんどかからないし、決済資金はすぐ振り込まれるので、加盟店側の負担も小さい。
理屈でいえば、SolanaPayを使った方がみんなにとって良い。
ただ、こと決済になると、そう簡単にリプレイスができない。
世界中の加盟店と加盟店契約を結ばなければならないし、そもそもSolanaPayを利用するユーザーを増やさなければならない。
中央集権的なVISA・Matercardと分散型決済(SolanapPayなど)の戦いとなろう。
個人的には分散型決済の方向で進んでほしいと思っている。
Solanaを追加購入しておこうかな。