デジタル資産のマネージメントを行うグレイスケール(Grayscale)は11月25日、メタバースに関するレポートを発表した。
その中で同社は、今後数年でメタバースの市場規模が1兆ドル(約115兆円)になり、バーチャルゲームの収益が、2020年の1,800億ドル(約21兆円)から2025年には4,000億ドル(約46兆円)にまで拡大すると推定した。
自分はあまりゲームをやらない方なので、バーチャルゲームの収益が、2020年に21兆円もあったのかというのが正直驚き。
今回メタバース市場が成長するにつれ、このバーチャルゲームの収益が5年で倍になるという。
これまでのゲームは、Web2.0と呼ばれる閉鎖的な環境の中でのゲームである。
ゲーム内でどんなにキャラが成長しようが、すごいお宝や武器を持ってようが、その所有者はゲームのプラットフォームのものである。
ユーザーが汗水たらして得た価値はそのゲームの中で終わるのである。
Web 3.0のオープン・クリプト・メタバース・ネットワークの中では、ユーザーはデジタル資産をNFTとして所有できる。
このため、ゲーム内で他のユーザーと取引したり、他のデジタル体験に持ち込んだりすることができる。
このようにゲームの世界がユーザー主導でオープンになったことで、ゲームを超えての経済が成り立つようになる。
これが「Game-Fi」や「Play to Earn」として知られるWeb3.0の世界である。
こうなると俄然ゲームが面白くなる。
汗水垂らしたぶん報われるのである。
今後は、報酬目当ても含めて、このメタバースのゲームの世界に人々はどんどん時間を費やすことになろう。
5年後に46兆円という巨大な収益市場になるのもうなづける。
投資機会もそこにあるのだろう。
メタバースへの投資を増やしていこうと思う。