GMOインターネットグループのGMOアダム株式会社は31日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Adam byGMO」β版の提供を開始したことを発表した。
β版サービス開始時点で、立ち格闘技のK-1やYouTuberのヒカル氏のコンテンツや、総勢36名の漫画家・イラストレーターの作品のデジタルコンテンツ計1,192点が出品・販売されている。
また、今後は『東京タラレバ娘』や『雪花の虎』などの作品を手掛けた漫画家・東村 アキコ氏の作品の出品も予定されているという。
現在は、一般のアーティストは出品できないが、近日中に提供予定の正式版では一般のアーティストなどより幅広い層による出品が可能になる。
その他、今後予定しているアップデートは以下の通りである。
- 「Adam byGMO」で購入したNFTを外部のNFTマーケットプレイスへ出庫する機能
- 外部のNFTマーケットプレイスで購入したNFTを「Adam byGMO」へ入庫する機能
- 英語・中国語(簡体字)対応
通常、NFTマーケットプレイスでは、イーサリアムなど仮想通貨での決済が多いが、Adam byGMOでは、イーサリアムのほか、クレジットカード・銀行振込にも対応しており、仮想通貨を持っていない人でも取引ができる。
下記がマーケットプレイスのリンクだが、どんなものが出品されているか、一度見てみると良い。
NFTのマーケットプレイスは、マネックスグループ傘下で暗号資産の取引サービスを手がけるコインチェックや、Zホールディングス傘下のLINEなどがすでに、独自のマーケットプレイスを開発し、事業を始めている。
今後、昨日記事に書いた楽天グループ、メルカリ、ヤフー(LINEと提携)など大手IT企業が参入を表明している。
これだけ大手IT企業が続々参入するということは、今後、NFT市場が大きく成長し、収益機会も大きいことを見越してのことであろう。
インターネットの出現により、リアルな物が便利にネット上で購入できるようになり、物のEC市場が大きく成長した。
次に、書籍、映像・音楽ソフトなどデジタルコンテンツ市場や、オンライン英会話のような教育などサービス市場が大きく成長した。
今回、ブロックチェーンの出現により、デジタルコンテンツの権利など、オリジナルの権利が売買されるNFT市場が出現した。
これまで、インターネット上で売買されることがなかったものが売買されるようになり、価値が見出されなかったものに新しい価値が付けられることになった。
デジタルアート、デジタル写真、動画、音楽、アニメのイラスト、オンラインゲーム内のキャタクター・武器・アイテム、仮想空間の土地など、その分野は幅広い。
新しく創出された市場の大きさがイメージできるであろうか。
NFTに関して、日本は後発である。既に世界では大きな市場に成長しつつある。
個人が現金・預金以外の資産を保有するといえば、これまで株式(会社)、不動産、車、宝石・貴金属、美術品、ゴルフ会委員権などリアルな物が中心であったが、今後はここにNFTのデジタル資産が加わることになる。
投資ポートフォリオも変化していくであろう。
この大きな動きを早めにキャッチして、早く投資した人が勝ち組になる。
まだ、NFT市場は始まったばかりである、NFT投資に参入してみとはどうか。
まずはやってみることであろう。