中国は米国に次いで、世界で2番目に仮想通貨取引が多いことで知られている。
その中国人は、この各国の規制が強まる今でもBinanceを利用し、その信頼はいまだにゆるいでいないとのこと。
Binance、OKEX、Huobi は、もともと中国系の取引所で、中国の仮想通貨に対する規制がまだゆるい時代に、一世を風靡して、世界3大取引所になった。
その後、中国の規制が強まると、この3つの取引所は中国を脱出した。
Binanceは完全に中国を離脱したが、OKEX、Huobi は中国に一部リソースを残した。
各国の規制に対する対応も異なる。
日本の当局の勧告に対し、Binanceは無視し続けているがOKEX、Huobi は日本の規制に準拠した日本法人を立ち上げ、サービスを提供している。
各国の規制に対応をしない裏返しで、Binanceのサービス内容は、ユーザーフレンドリーで他社の群を抜いている。
この無国籍のような位置付けになっているBinanceに対して、中国当局から逃れたい中国人は信頼を寄せて、利用し続けているということだ。
ただ、ここにきて、Binanceに対抗する取引所が現れた。
中国系ではなく米国系のサム・バンクマン-フリード氏率いるFTXである。
特に仮想通貨の先物取引で急激に成長しており、ビットコイン先物取引高では、OKEX、Huobiを抜いて、世界2位となっている。
未決済の建玉でいうと、Binanceは31億7000万ドル、一方、第2位のFTXでは約20億2000万ドル。
まだ、差は開いているが、これまで圧倒的にBinanceが強かっただけに、FTXがここまでBinanceに迫っているのは驚きだ。
現物の取引も含めると、Binanceは圧倒的な地位におり、中国人の信頼も根強いことから、当面問題ないと思うが、各国の風当たりが強くなっていることから、現状維持でこれ以上大きく成長していくのは難しいかもしれない。成長し切った感はある。
一方で、FTXはまだまだ成長する余地が大きい。規制当局とは上手く付き合っていく方針であるし、米国株式市場への上場も視野に入れている。
FTXトークンのFTTも、BinanceのトークンBNBより動きが良い。
今後の成長をとるという意味でFTTをガチホするのも良いであろう。
5% off fees!