ピカソの絵画『ベレー帽の少女』は、なんと368万ドルの価値があると言われている。
庶民ではとても買えない値段がついている。
こんな高い絵画を購入できるのは、企業や一部の富裕層で、本来であれば庶民にはどんな値段が付こうが関係ない話である。
ただ、ブロックチェーンの技術を使えば、庶民にもこのピカソの絵画を所有できる。
具体的にはNFTというトークンを利用する。
NFTの紹介については、以下の過去記事を参照してほしい。
今回は、ピカソの絵画の所有権を分割して、その証明書をNFT化して販売するというもの。
368万ドルの価格で発行するのであれば、1株6,000ドル✖️613株 で発行できることになる。
最小単位(1株)での所有権であれば、6,000ドルで安価で購入できる。
このトークンはマーケットプレイスで売買可能のようだ。
では、この所有権は何に目的で保有するのか。
キャピタルゲインの投資目的がほとんどであろう。
あとは、所有しているいう優越感に浸りたいとか、みんなに自慢したいとか。
これまでは美術品といえば、選ばれたコレクター(主に富裕層)や美術館だけのものだった。
普遍的な魅力を持つ芸術品や文化財がブロックチェーンにより、一般の人にも解放される時がきたようだ。
NFTの市場は今後も大きく拡大していくであろう。