- 過去10年間のビットコインの価格推移
- 10年前の価格を100とした場合
- 現在4,076,000、10年で40,760倍
- 過去10年のアップル株式、ゴールド、米国債10年の価格推移。
- 10年前の価格を100とした場合
- アップル株式、現在1,063、10年で10.6倍
- 金、現在172、10年で1.7倍
- 米国債10年、現在139.7、10年で1.4倍
上記にビットコイン、アップル株式、金、米国債10年で、10年間運用した場合の運用成績を比較してみました。
現在株式時価総額トップのアップル株式で10年で約10倍です。
アップル株は世界株式で運用する投資信託には、必ず組み込まれているので、直接購入していなくても、資産運用している人ならこの運用結果の恩恵は少なからず受けているでしょう。
また、資産防衛するために組み入れる安全資産の金や米国債だと、10年で約1.4〜1.7倍と、2%のインフレに勝てるくらいでは運用できています。
そんなに増えはしないですが、資産防衛という目的は達成したといえるでしょう。
一方、ビットコインはとうかというと、10年で約4万倍になっている。
もちろん、値動きは相当激しいですが、仮想通貨バブルだという一括で片付けていいものでしょうか。
現在のアップルの時価総額は約236兆円、ビットコインの時価総額は 約148兆円です。
ビットコインもアップル株式同様、ここ10年で時価総額が大きくなりました。
これから10年も4万倍にはならないでしょう。
ただ、現在金利もほとんどない預金や米国債で運用していたのでは、コロナ後に経済回復した段階での通貨価値下落には、耐えられないのかもしれません。
金は資産防衛にはなりますが、増えはしない。
アップル株式は時価総額が大きくなったので、これまでのように10年で10倍は難しいでしょうか、金よりは資産は増えるでしょう。
ビットコインはブロックチェーンの分散型経済のお金の象徴です。
中央集権型の現実経済のお金の象徴といえば金です。
金と異なり、供給量は決まっていますので、分散型経済への期待から、大量の資金が流入すれば一気に価格は跳ね上がります。
分散型経済の移行過程では、どの資産より増える可能性があると思います。
分散型経済は、まだ、始まったばかりの新しい経済システムですが、この流れは止まることはないでしょう。
このような理由から、資産を増やすには、ビットコインをポートフォリオに組み込むべきだと思います。