古代から世界共通のお金といえば、貴金属その中でも金があります。
地球上の金は無限にあるわけではなく、限りがあります。
通説では、50メートルのプール約4杯分と言われています。
この限りがある金(お金)を使いすぎると、お金が足らなくなので、お金を戻さないといけないと考えてしまう。
政府が借金してお金を使いすぎると、そのお金を返さないといけないと考えるのと一緒です。
お金がプールの中に集められ、限りがあるものだという発想です。
実際は全然違います。現在の貨幣経済では、お金は無限に発行できます。ただの紙だし、今はデジタルデータだからです。ポチッとボタンを押すだけです。
もともと、お金とは、単に債務と債権の記録です。記録だからいくらでも発行できます。
だから、お金のプールなんか存在しないのです。
では、政府や日銀が無限にお金を発行できるのなら、ハイパーインフレになって経済が混乱するのではないかという疑問がわきます。
それも誤りです。
これは、インフレとデフレの定義を考えればわかります。
続きは次回