■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
中国 上海A株
2,972.22
(-14.81)
香港ハンセン
23,757.82
(+89.34)
ドイツDAX指数
6,939.82
(-35.53)
NYダウ
11,729.21
(+38.03)
速報値
日経平均
10,380.77
(-17.33)
日経225先物(シカゴ)
10,535
(+100.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(円→ユーロ→ドル)
ドル−円
83.32
(+1.37)
ユーロ−円
109.56
(+0.49)
ユーロ−ドル
1.3149
(-0.0157)
●債券
米国10年債
3.48%
(+0.16%)
速報値
日本10年債
1.16%
(-0.01%)
●商品
NYMEX原油先物
90.34
(+1.14)
NYMEX金先物
1,373.30
(-6.20)
■ コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
米ADPが発表した全米雇用リポートで、2010年12月の非農業生産部門の民間就業者数は、前月比29万7000人増と、市場予想を大幅に上回ったことを好感し、米国株は上昇した。
ただ、高値警戒感から上値は重い展開となっている。
米国の雇用の改善を受け、米景気回復期待から長期金利は上昇、ドル高となった。
明日は米雇用統計の発表だが、本日の米ADPを見る限り、よい内容となろう。既に織り込み済みだと思うが。
このドル高円安を受けて、シカゴ日経平均先物も100円以上の上昇を示しているので、本日の日本株も大幅に上昇しそう。
あと、気になるのはオーストラリアの洪水が拡大していること。
被害を受けたクインーンズランド州は、世界最大の原料炭輸出地だが、同州の炭鉱の75%が操業を停止しているらしい。
これが、石炭の国際価格値上がりをもたらしている。
その他今回の洪水でインフラが壊滅的な打撃を受け、約20万人の生活に影響が出ており、オーストラリアのGDPを0.4%押し下げると予想される。
このところ、豪州経済はずっと順調だっただけに、豪ドルへの影響が気になるところ。被害が更に拡大すれば豪ドル安の材料となろう。