■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
2,943.69
(-39.41)
香港ハンセン
23,171.80
(+79.28)
ドイツDAX指数
6,964.16
(-11.71)
NYダウ
11,370.06
(-2.42)
日経平均
10,285.88
(+53.55)
日経225先物(シカゴ)
10,300
(+30.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)
ドル−円
83.70
(-0.25)
ユーロ−円
110.86
(-0.47)
ユーロ−ドル
1.3245
(-0.0017)
●債券
米国10年債
3.22%
(-0.06%)
日本10年債
1.27%
(+0.02%)
●商品
NYMEX原油先物
88.45
(+0.08)
NYMEX金先物
1,385.90
(+6.60)
■ 前日の相場のコメント
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(アジア)
・中国株は下落、香港株は上昇。
・中国社会科学院(中国政府のシンクタ
ンク)が、国内不動産価格は依然として過
大評価されていると指摘したため、更なる
引き締め策に対する警戒感が強まった。
・香港株は米格付会社S&Pの米生保業界の
格付け見通しの引き上げ等を好感した。
(欧州)
・欧州株(ドイツ株)は下落。
・中国が乗用車購入者を対象にした税制
優遇処置を2011年に打ち切る可能性を示唆
したことで、ドイツの自動車株中心に下落
した。
・欧州全体としては、米政府が大型減税の
延長で合意したことと、米新規失業保険申
請件数が減少したことで、米経済の先行き
に対する楽観的な見方が広がっている。
(米国)
・米国株は下落。
・米新規失業保険申請件数は、1万7000件減
の42万1000件と、市場予想を上回る減少幅
となったことを受け、米雇用情勢に対する
懸念が緩和され、一時的に朝方は買われた。
・ただ、その後は新規材料難の中で小幅に
値を下げた。
(トピック)
・中国の2010年の新車販売が1,800万台に
達する見通しとなった。米国を抜いて2年
連続で世界最大市場となっただけでなく、
米国販売の00年のピーク時1,740万台も
あっさり抜いてしまうようだ。
・世界シェアも25%を超えている。
・また2010年の自動車保有台数は、
約8,000万台になる見通しで、普及率はま
だ6%にすぎない、米国の普及率79%を参考
にすると、まだまだ拡大の余地は大きいで
あろう。
・あらためて中国の13億人の消費の強さを
見せつけられた。
・中国は不動産バブルが崩壊するとか、
一党独裁の政治体制がおかしいだとか、
領土問題も絡んで、いろいろ言われている
が、世界経済は中国が牽引役となることは
間違いない。
・日本の最大貿易国も米国ではなく、中国
なのである。
・もう一度、中国に対する見方を再考する
必要があろう。