■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,140.07
(-46.78)
香港ハンセン
23,164.58
(-436.66)
ドイツDAX指数
6,568.00
(-45.80)
NYダウ
11,126.28
(-43.18)
日経平均
9,387.03
(+9.65)
日経225先物(シカゴ)
9,425
(-30.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→円→ドル)
ドル−円
81.74
(+0.28)
ユーロ−円
112.51
(-0.34)
ユーロ−ドル
1.3764
(-0.0089)
●債券
米国10年債
2.72%
(+0.08%)
日本10年債
0.96%
(+0.04%)
●商品
NYMEX原油先物
81.97
(-0.62)
NYMEX金先物
1,322.70
(-15.70)
■ 前日の相場のコメント
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(アジア)
・中国株、香港株とも大幅下落。
・来週2-3日の米FOMCで決定される追加
緩和の見込みが、期待外れに終わるので
はないかとの懸念が出ており、投資家に
慎重姿勢が広がった。
(欧州)
・欧州株は下落。
・アジアと同様に米追加緩和が期待外れ
に終わるとの懸念から慎重姿勢が広がっ
た。
・独SAPやハイネケン等の決算が市場予想
を下回ったことも下落を後押しした。
(米国)
・米国株は下落。
・アジア、欧州と同様に米追加緩和が期
待外れに終わるとの懸念から慎重姿勢が
広がった。
・これを受け、過度に売られていたドル
が買い戻され、資源価格等商品価格や円
は下落した。
(まとめ)
・市場の焦点は来週2-3日の米FOMCの追加
緩和の規模にあたっている。
・米WSJの報道によると、追加緩和の規模
は数千億ドル規模の国債購入に留まるとの
こと。
・市場では5,000億ドル〜2兆ドルの国債
買入を予測していただけに、大規模な緩
和を織り込んだ期待先行の買いを見直す
動きが拡大した。
・これまでドル安が行き過ぎているので、
そろそろ反転するとの話を書いてきたが、
まさしくそのような状況となってきた。
(参考)
2010/10/26『ドル安は米国以外誰も望まない 』
http://kantantoushi.jp/2010/10/post-483.html
・これまでの過剰流動性期待による上昇
相場は、ドル高への反転により、一旦下
落に転じるという相場観は今も変わりは
ない。
・ただ、来週11月2-3日のFOMCのイベント
が終わるまでは何が起こるかわからない
ので、一旦リスクの高い資産は手じまい、
イベント終了後にまた行動するというのが
適切な方法ではないかと思う。
・ちなみに本日日銀の政策決定会合があ
る。ゼロ金利の長期化を改めて表明する
という程度にとどまるようだ。
・特に大きな動きはないと思うが、一応
注目しておいた方がよい。