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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
21,623.38
(+218.21)
ドイツDAX指数
6,264.23
(+101.79)
ＮＹダウ
11,117.06
(+25.01)
日経平均
10,900.68
(-8.09)
日経225先物（シカゴ）
11,025
(+50.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ユーロ→ドル）
ドル−円
93.22
(+0.83)
ユーロ−円
125.23
(+0.63)
ユーロ−ドル
1.3434
(-0.0049)
●債券
米国10年債
3.80%
(-0.00%)
日本10年債
1.33%
(+0.01%)
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■ 相場コメント
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（アジア）
・中国がさらなる不動産市場抑制策を実
施するのではないかとの懸念から様子見
気分となり、中国株は下落。
・一方、中国民生銀行の利益が市場予想
を上回ったこと等を手掛かりに、香港株
は上昇した。
（欧州）
・ドイツの自動車大手ダイムラーの予想
を上回る好業績を背景に自動車株中心に
上昇した。
（米国）
・まちまちとなった米主要企業の業績を
眺めて売り買いが交錯している状況。
・ゴールドマンが発表した第１四半期
決算は予想を上回る増益となったが、
米証券取引委員会（ＳＥＣ）による同
社訴追問題がくすぶっており、同社株
は上昇しなかった。
・世界的に企業の決算は好調な方だが、
米新金融規制問題、ギリシャ問題、中国
の人民元問題、これに加え、アイスラン
ド噴火等マーケットのリスク要因が多く、
積極的に買えない状況。
・しばらく様子を見るのが適当か。
【トピック】
・インドが昨日2ヶ月連続の利上げを発
表した。
・政策金利を0.25%引き上げて、5.25%に
するようだ。
・2010年度の実質GDPは8%成長と予想し
ており、これは中国の目標としている
成長率と同じである。
・中国とインドの大きくことなる点は、
中国は成長に占める外需の依存度が大
きいのに対し、インドの成長は内需主
導であることだ。
・依然は電力等のインフラ不足に悩ま
されて経済発展が遅れがちだったが、
原子力発電所の建設など諸外国に自国
のインフラ市場を開放してスピードを
重視の運営に変わってきているのが、
この急激な経済成長を後押ししている。
・今回の利上げでインドルピーは上昇
する方向だが、この内需主導の成長の
場合は通貨上昇がそれほど景気に悪影
響を及ぼさない。
・逆に輸入品を安く買えるので、輸入
物価上昇を抑える効果があってよい
くらいだ。
・外需主導の中国は、人民元の切り上
げや利上げによる景気減速を懸念し、
立ち止まってしまっている印象。
・それを横目に成長するインドは、中
国の次の成長国として十分投資に値し
よう。
・あぶらっこい中華だけでなく、たま
にはピリッと辛くホットなインドカレ
ーを食べるのもよかろう。
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