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中国は利上げに踏み切れるか

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おはようございます。本日もよろしくお願いします。

まずは前日の市況から。

■前日の市況
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●株式:安↓

NYダウ  9,762.69 (-119.48)

日経平均  10,075.05 (-137.41)

香港ハンセン  21,761.58 (-408.01)

ドイツDAX指数  5,496.27 (-138.75)

日経225先物(シカゴ) 9,905 (-255.00)


●債券:欧米金利低↓、日金利高↑
   
米国10年債  3.41% (-0.04%)

日本10年債  1.41% (+0.02%)

独10年債    3.26% (-0.01%)


●為替:資金の流れ(ユーロ→ドル→円)
   
ドル−円 90.79 (-0.98)

ユーロ−円 133.58 (-2.18)

ユーロ−ドル 1.4714 (-0.0079)

豪ドル−円  81.52 (-2.39)


●商品:安↓

CRB商品指数 270.39 (-5.58)

NYMEX原油先物 77.18 (-2.16)

NYMEX金先物 1,028.00 (-8.30)



■ 相場コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・香港株式相場は下落、中国株式相場は上昇。

・香港株式相場は、前日からの不動産市場の投機抑制政策に
対する懸念が続き、利益確定売りに押されて続落。

・一方、中国株式相場は好決算を発表した航空、証券、石炭
生産会社などを中心に上昇。

・欧州株式相場は大幅下落。

・世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロールミタルの決算が
予想をした回ったことや、ドイツのSAP(大手ソフトメーカー)
が売上見通しを下方修正したことを受け、売りが優勢となった。

・米国株式相場は下落。

・欧州株式相場の弱気の流れを引き継いだ中、注目の9月の
米新築住宅販売も予想外の3.6%減と奮わなかったことから、
利益確定売りが膨らみ下落。

・世界的に弱気相場に突入している。これまでの楽観的な
見方は修正されてきており、これまでの割高な株価は調整
されるであろう。

・一旦リスク資産売り、債券買いでしばらく様子見がよい。

■ トピック
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ノルウェー中央銀行は28日、政策金利を予想通り0.25%引き
上げ1.5%とした。今後の一段の引き締めを実施する可能性を
示唆した。

リーマンショック以降、利上げはオーストラリアに引き続き
2番目、欧州では最初となった。

・また、インドも法定流動性準備率を引き上げで市場の流動性
を抑制することを決めた。

・いよいよ各国はこれまでの大幅な金融緩和政策を見直し、
出口戦略を実行に移していきつつあるようだ。

・焦点は、中国の利上げと人民元の切り上げに移りつつある。

・もし、中国が利上げに踏み切れば、世界市場を大きく冷や
すこととなろう。

・その時、米国は利上げに踏み切る経済状態ではないので、
相対的に金利の低いドルが売られ、一気にドル安が加速する。

基軸通貨ドルの急速な下落は、世界を大混乱に陥れる可能性
があるので、世界の誰もが臨んでいない。

・結局、最も困るのは、ドル資産の最大保有国の中国なので、
自分の首を絞める利上げには踏み切らないとみるが、次の中国
の一手に注目である。

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