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■ 時事ネタ
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・ユニクロを出店するファーストリテイリングは、2010年8月期
に連結営業利益が前年比10.5%増の1,200億円と2期連続の過去
最高益更新を見込んでいる。
・中国本土や香港などから日本国内への旅行客の中には、東京で
ユニクロに行き、大量に購入して帰国するパターンがはやってい
るという。
・縫製は中国で行われている製品が多いのに、どうしてそんなに
人気なのか。
・その秘密は、ユニクロブランドが中国で高付加価値として浸透
していることにあるらしい。
(10月9日ロイター)
■ コメント
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・これまで、主に自動車、家電製品等分野で日本ブランドが
欧米消費者にもてはやされてきた。
・その一番の理由は、故障しにくい等品質に対する信頼感で
あろう。
・この日本製に対する信頼感は自動車、家電製品等に限った
ことではなく、ユニクロでいえば、伸びない、色落ちしない等
の品質の良さだったり、食べ物であれば安全性だったりと
どの商品に対してもあてはまるのである。
・では、なぜ、日本人がこのようなブランドを作り出せるのか。
・これは、世界に誇れる日本文化特有の精神が存在するからで
あろう。
・ある本で読んだが、日本には以下のように世界に誇れる三つの
精神があるという。
(1)自然観(自然と共存する知恵)
(2)宗教観(宗教を絶対化しない)
(3)労働観(労働は罰や苦痛ではない)
・これは、世界のこれまでの価値観とは真逆である。
・世界はこれまで、自然を破壊し、宗教でいがみ合い、楽して
儲けるといった方向に進んできた。
・今、世界は大きく方向転換している。エコをはじめまさしく
日本の精神の方向に進もうとしている。
・日本ブランドとは、日本の作り出す物(製品)に宿っている
この日本の精神ではないかと思う。
・現在、中国をはじめアジアの成長は著しい。ユニクロのような
衣類や化粧品、果物、野菜、乳製品等いわゆる内需型の商品に
まで日本ブランド・ブームが広がりつつあるそうだ。
・日本は、自信を持って、日本ブランド(日本文化)を成長
著しいアジアに売り出せば、日本産業は再び活気を取り戻す
であろう。
・世界の流れは、日本の精神を必要としているのではなかろうか。
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