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2009/9/22『外貨準備でドル離脱の動き相次ぐか』
■前日の市況
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●株式:安↓
NYダウ 9,778.86(-41.34)
日経平均 休場
香港ハンセン 21,472.85(-150.60)
ドイツDAX指数 5,668.65(-35.18)
日経225先物(シカゴ) 10,435(-15)
●債券:価格安↓金利高↑
米国10年債 3.48% (+0.02%)
日本10年債 1.35% (±0)
独10年債 3.38% (+0.01%)
●為替:資金の流れ(円→ ユーロ→ ドル)
ドル−円 91.94 (+0.67)
ユーロ−円 134.93 (+0.68)
ユーロ−ドル 1.4676 (-0.0035)
豪ドル−円 79.32(+0.15)
●商品:安↓
CRB商品指数 254.31 (-5.68)
■ コメント
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・香港株式市場は利食い売りで続落。新規公開銘柄などに資金
が流れるとの見方に加え、金属相場が下げたことに反応して
資源株が安くなった。中国株式市場は上昇。
・欧州株式市場、米国株式市場とも下落。23日に米連邦公開市
場委員会(FOMC)、24-25日のG20首脳会合を控えて、積極的に
リスクをとる状況ではなく、利益確定し、ドルなどの安全資産
に資金を移す動きとなった。
・先日お伝えしたIMFが売却する金は、やはり中国が購入する
ようである。金価格も売却報道で一時下げたが、中国が購入
するとの報道を受け、持ち直している。
・中国の外貨準備(国民経済の貯金)は200兆円と言われてい
るが、この約7割はドル資産である。
・先週は世界中でドルが売られ、金など商品が買われる動きが
続いたが、ドルが下落すると、ドル資産を大量に保有する中国
は資産が目減りして大変困るのである。
・中国としては、このリスクを回避するため、外貨準備を
ドル資産ではなく、金、他の通貨等に変更してドルの比率を
下げていくことが課題であった。
・急にドル資産を売却すると、ドルが暴落して、自分自身の
首を絞めるので、段階を追って行動に移している状況である。
・一方、反米のイランは、21日、外貨準備をドルからすべて
ユーロに移すと表明した。
・イランの外貨準備に占めるドルの比率は既に30%以下で、
金額的には中国ほどの影響はないが、同じ産油国にこの動きが
広がると、非常に危険である。
・現在、原油はドル建てで表示しており、原油の決済もドル
で行われている。
・産油国が原油を売れば売るほど、産油国にドルが溜まると
いう仕組みである。
・産油国がこのドルの外貨準備をドルで保有せず、ユーロなど
他の資産に換えていくと、ドルが大量に売られることとなる。
・最終的には、原油のドル建て表示をユーロに換えるという
ことになりかねない。
・これはアメリカにとって死活問題である。
・イラクのフセインは原油のドル決済を止めると表明して、
アメリカに戦争を仕掛けられた。
・イランも同様の動きをしているが、アメリカにイラクの時の
ようにイランを武力で封じる力はもうないようである。
・これを見て他のアラブ諸国がどのように動くか注目される。
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