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億万長者への道(5)

本日の相場:一旦調整だが、債券高の流れは継続か

<株式> 価格 前日比
株やや高い    
NYダウ  8,183.17 4.76
日経平均  9,291.06 -129.69
香港ハンセン  17,790.59 69.52
ドイツDAX指数  4,630.07 57.42
     
<債券>    
債券安    
米国10年債  3.40% 0.11%
日本10年債  1.28% 0.00%
独10年債 3.30% 0.02%
     
<為替>    
ユーロ高、円安・ドル安    
ドル−円 92.98 0.29
ユーロ−円  130.47 1.89
ユーロ−ドル  1.4032 0.016
豪ドル−円  72.71 0.57
     
<商品>    
商品高    
NY金先物 916.30 10.10
NY原油先物  60.56 0.38
CRB商品指数 234.53 3.32

 

(ショートコメント)
英中銀が政策金利を0.5%に据え置き、資産買い入れ規模も1,250億ポンド(約16兆円)のまま据え置くと発表した。

市場の買い入れ規模拡大の予想に反したため、英国10年債は3.78%(+0.17%)と金利が上昇(価格下落)した。

 これに伴い、ドイツ国債金利高(価格下落)となった。

欧米は株式横ばい、債券安、商品高とこれまでの過度なリスク回避の動きが一旦、止まったものの、そのまま積極的にリスクをとる雰囲気ではない。

一旦調整するが、債券高の流れは継続か。

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何度か紹介させて頂いていますが、政治・経済評論家、副島隆彦氏の不況回復時期と、その論拠についても再度、伝えさせていただきます。

まず、同氏の世界経済への洞察を理解する上で、参考となる書籍を以下3冊、紹介させていただきます。・

副島隆彦の今こそ金を買う

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恐慌前夜

恐慌前夜

この世界同時不況の要因となった米国強欲経済の構造から、今後のオバマ政権の政策予測まで記載されています。

要約しますと、

● 基本的に、今後の米国には、米国債の大量発行を継続し、公的資金を注入する、という「ニュー・ディール政策」の踏襲しか方法はない。

● 但し、その過程で、当然ながらドル価値は下落。2010年末にはオバマ政権はドルの切り下げを行い、ドル建て資産を保有する他世界各国政府、年金基金、企業の「富」を一瞬にして毀損させざるを得ない

● これをもって、オバマ氏は退陣。その後はヒラリー・クリントン国務長官が、大統領となって民主党政権を継続する。

● 一方、現時点で世界最高の約200兆円近い外貨準備高と、80兆円近い米国債を持つ中国は、ドル切り下げによる自己保有資産価値毀損を回避のため、米国債の売却に走る。結果、米国債価格は暴落。

● これが米国内の金利上昇を誘発し、米国は一層の大不況に陥る。

地政学的、政治的に米国債売却オプションの無い日本は、政府他が保有する、ドル建て資産約700兆円を半分以上失い、身動きが取れなくなっているところに、米国の更なる不況の余波を受け、共倒れに陥る。EUその他も同様。

● その後、2012年を底に世界経済は回復していくが、その時、米国の世界覇権は失われている。

というシナリオを提唱しています。

米国の本不況回復に当たり、処理すべき実損金額は4000兆円であり、

その完全処理は、少なくとも2012年まではかかるだろう、との予測です。

(ちなみに日本が1990年代初頭のバブル崩壊以降、処理した実損金額は200兆円(著者概算))

景気が本格回復する時期について、明確な言及はありません。

ただ、2007年に端を発し、2008年から本格化した世界同時不況が、

4年間かけて最悪期にいたるわけですから、

個人的な考えですが、単純計算上、2015〜2016年頃に景気回復、といったところでしょうか。

最後まで記事をお読み頂き、本当にありがとうございます。

次号、政治・経済評論家の方々の語る、不況回復時期とは? 続編