SPDRゴールド・シェアという金ETF商品があります。
これは日本であれば東証に上場している受益証券です。
金の現物を裏づけとした証券なので、SPDR社が実際に金を購入しているのです。
ちょうど1年前の2008年6月末は、この金ETFの残高は644トンでした。
1年後の昨日時点で1,125トンに増加しています。差し引き1年で481トン増えています。
481トンは金の世界の年間需要3,912トン(2007年)のなんと12.3%を占めます。
金額でいうと約1兆4千億円(1g2,915円換算)と巨額のマネーが金の現物に流入してことにになります。
また、1年前の2008年6月末の金の現物価格は1オンス930ドルでした。現在は942ドルでほとんど変わりません。年間需要の12.3%のマネーが新規に金の現物市場に流入したのにほとんと価格は変わらないということはなぜでしょうか?
金の供給量が増えているのでは?
逆に減っています。
金の他の需要(例えば金の装飾品、工業製品の需要)が減っているからでは?
逆に増えています。
金は準備通貨という側面も持っていて、政治的な動きにも強く左右されます。現物価格が上がらないのは先物市場でヘッジファンドが売っているからです。
何もなければ騰がって当然なのです。
ここにきて、中国が政治的に金に絡んだ動きが強くなってきています。この中国の動き次第では、今後金は価格操作されない本来の価格へ戻る(つまり騰がる)ことが予想されます。
中国の動きには目が離せません。次回はこの金の絡んだ中国の動きを整理してみたいと思います。
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