- 米ホワイトハウスは１２日、オバマ大統領と政府の自動車作業部会が、自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）の事業存続を確実にするための取り組みを行っていると釈明に追われた。ＧＭ株価は、役員６人による保有株式売却が前日明らかになったことを受け、一時７６年ぶりの安値1.09ドルに急落した。
- この期に及んで役員が株売却で逃げるとは、とんでもない会社である。米政府がいくら支援しても無駄でつぶれるべき会社ではないだろうか。破産法申請も間近であろう。
- ドル指数（他の主要通貨との相対的なドルの価値を表す）も１２日欧州時間の取引下落し、4カ月ぶり安値となる82.271をつけた。これは経済危機の最悪期は過ぎ去ったとの見方からユーロが上昇し、対ドルで７週間ぶり高値をつけたことが影響しているらしいが、GM破綻、長期国債の消化懸念等ドルからの逃避ということも関係しているのであろう。
- ドルの価値と金価格は逆相関するので、グラフのとおり金価格はじわり上昇している（緑線）。ここ最近の景気回復を期待した市場の楽観的心理から流れは不安心理に変わりつつある。
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