- 昨年9月のリーマンショック以降、今年3月末までに、SPDRゴールド・シェア(金ETF)により購入された金は7ヶ月で476トン(7ヶ月平均1グラム2,700円で1兆2,852億円)と巨額になった。(下記グラフ参照)
- これは金の年間生産量2,500トンの約20%にのぼる。たった7ヶ月で20%である。
- 金価格の関係でみると、8月以降ヘッジファンドの金の売りで価格が下がったが、これを下支えするかのように金のETFの月の購入残高は増加していったのである。これは長期投資家(年金基金等)と個人の買いであった。(下記グラフ参照)
- このように金の現物のマーケットは400兆円と株、債券等と比べて小さいので、1兆円規模の新たな資金流入は需給に及ぼす影響は大きい。通貨(紙のお金)に対する信頼がなくなればなくなるほど、金(真のお金)に対する需要は高まり、価格は騰がるのである。マーケットが小さいため、騰がる時は一気に騰がるでしょう。