CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は、企業の信用リスクを対象としたデリバティブです。保険みたいなものです。CDSの買い手は保険料を払い、企業が破綻した場合に、その企業の債務(社債等)の元本が保証されます。この保証料のレートをCDSスプレッドと呼びます。
このCDS取引は相対取引なので、スプレッドの情報はオープンになっていないのですが、東京金融取引所は運営しているHPで個別企業のスプレッドが見れます。【J-CDS】CDS参考値(東京金融取引所)
一般的にスプレッド1,000bp(年間の保証料が元本の10%という意味です)を超えると倒産危険水域だと言われます。10%金利を上乗せしないと資金が借りられないくらいのリスクがあると考えてください。
ほとんどの銘柄が2月に入りスプレッドが急拡大しています。
傾向として1,000bp銘柄は数ヶ月前はノンバンク等金融がほとんどを占めましたが、商社、メーカー、建設等の業種にも拡大しています。それほど、信用マーケットは悪化しており、日本企業の実態は考えている以上に悪いのです。
<参考:2月20日現在のスプレッド(1,000bp以上)>
順位 | 企業名 | スプレッド |
1 | アイフル | 3,680bp |
2 | 武富士 | 3,310bp |
3 | パイオニア | 2,287bp |
4 | オリックス | 1,912bp |
5 | ソフトバンク | 1,710bp |
6 | 日本航空 | 1,691bp |
7 | 西松建設 | 1,600bp |
8 | プロミス | 1,362bp |
9 | 丸紅 | 1,240bp |
10 | 荏原製作所 | 1,200bp |
11 | 大成建設 | 1,125bp |
12 | IHI | 1,055bp |
13 | 全日空 | 1,006bp |
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