ここで、改めてDCFでの企業価値算出手順をおさらいしましょう。
①一定期間(例えば5年間)のFCFを予測する。
②継続価値を予測する。
③WACCを予測する。
④FCFと継続価値をWACCで現在価値に割引いて事業価値を算出する。
⑤現金、有価証券等非事業性資産を時価評価し、非事業価値を算出する。
⑥④の事業価値と⑤の非事業価値を足して、企業価値を求める。
⑦企業価値から負債価値(有利子負債)を控除して、株式価値を求める。
⑧株式価値を発行済株式数で割ることで、理論株価を算出する。
思い出していただけましたでしょうか。
では、企業価値はどのようにすれば高まるのでしょうか。
FCFを増加させる、WACCを低下させる等方法があります。
次回具体的に考えてみましょう。