理論株価が2,000円と出ました。現在の株価は1,500円です。株は必ず2,000円になると考え、購入したとします。 ところがなぜか株価が1,200円まで落ちたとします。
すると、「この下落は一時的ですぐ回復する」、「需給の悪化で一時的なものである」と考えます。
さらに1,000円まで下落しました。すると「マーケットが間違っていて、自分が正しいのだ」という心理状況になります。
自分がこれだけ調べて理論株価を算出したのだ、自分のシナリオが正しいとどんどん思い込みます。損失が拡大すればするほどますます自分を正当化していきます。
何か昨年11月から新興市場の株を買い込み、1月の高値で酔いしれ、ずるずると売却できない人たちの心理状況です。ブログを読めば心理状況がよくわかります。
理論株価はあくまで理論株価です。理論株価がすべて正しいとは限りません。あまり過信をすると痛い目にあいます。痛い目にあわないためには、もう一つの武器である損切りとポジション管理を覚えましょう。