暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

ナガセ(9733)

ここでは、ナガセ(9733)を取り上げ調べていくこことします。
まずは四季報で何をやっている企業か、株主構成はどうなっているか、業績はどうなっていうか。等ざっくりとみていくこととします。
次にHP、有価証券報告書で会社沿革、企業理念、社長について、経営陣の略歴等を見ていきます。

簡単にいえば、予備校をやっている企業ですね。
現役高校生向けの受験塾「東進ハイスクール」を展開(60校)、「東進衛星予備校」加盟校への講義配信(800校)が主力の事業で、この2つの事業で全体の売上の約8割(東進ハイスクール3割、衛星配信5割)を占めています。

株主構成は、浮動株(市場に流通している株)13.1%、特定株(10位までの大株主と役員持株、自己株式の合計)86.5%です。浮動株が少なく、流動性がないですね。外国人、投信の保有もありません。
個別に見ていくと、オーナー 一族とは関係ない株主として、丸武産業(有)、黒田敏夫氏が入っています。黒田敏夫氏は昭文社会長なので、問題ありません。次に、丸武産業(有)をグーグルで検索しました。なんと武富士がオーナーである企業です。だから丸武か。それとナガセ社長は武富士社外取締役ではないですか。ナガセと武富士がどういう関係にあるかは深くしりませんが、私としてはこの時点でこの企業へは投資しないと決めます。

問題の企業が実質大株主になっているのでは、今後どんな事件等に巻き込まれるかわかりませんし、浮動株が13.1%の中、この影響は大きいと思います。業績がよくても投資できません。

業績だけをみず、投資するに納得いく企業を買いましょう。この企業は一般的な株主のことはあまり考えていないということです。